桐の調湿機能って?
梅雨などのジメジメする季節、周囲の環境の変化によって、衣装ケース内の温湿度はどうなるのか?
紙製・プラスチック製・桐製の衣装ケースにそれぞれセーターを5枚入れ、温度:約20℃、湿度:40~50%の室内に7時間以上放置した後に温度:約40~10℃、湿度:約80~15%の間で変化させて、ケース内の温湿度を測定しました。
紙製の衣装ケースの結果
ある程度吸湿性があるといわれていますが、吸湿できる量が少ないので、部屋の湿度が大きく変化すると湿気が衣装ケース内に入り込んでしまい、衣装ケース内の湿度も上がってしまいます。
プラスチック製の衣装ケースの結果
部屋の湿度の変化に合わせるように、衣装ケース内の湿度も変化しました。プラスチックは吸湿性がないので、部屋の湿度が変わると隙間から湿気が出入りしてしまうためだと思われます。
桐製の衣装ケース
部屋の湿度が変化しても、衣装ケース内はほとんど一定の湿度を保っていました。桐が吸湿性に優れている事がよく分かる結果です。桐製の衣装ケースは収納した衣類を湿気から守ってくれるのです。